母の記録(平成18年~19年)

*ゆっこ*

2010年10月05日 08:15

母の記録(平成18年)・・・60歳

<4月>
60歳の誕生日を迎えた頃、自分のもの忘れの多さが気になり、「ものわすれ外来」を受診。
異常無しと診断されるも、不安は解消されず、かかりつけ医の紹介で、総合病院の精神科を受診する。
*当時、母は一人暮らし。私は、夫と二人の子供(幼稚園児)と近所のマンションに住んでいました。

<6月>
総合病院の精神科で「軽いうつ病」と診断される。

<9月>
日に日に、誤字脱字が増えていく事に不安を感じ、総合病院の「脳神経外科」と「神経内科」を受診するも、うつ病からの症状と診断される。

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母の記録(平成19年)・・・61歳

<3月>
総合病院の「精神科」で、母の誤字・脱字が酷くなる一方であることを医師に告げると、「健忘症」と診断され、「認知症」との違いを問うと「同じ」だと言い、薬(アリセプト)だけ処方をする医師に対し不信感を持つ。(「健忘症」と「認知症」は違う病気です。)

*認知症に関する本をあれこれ読みまくる。

<4月>
介護保険の申請をして、ケアマネージャーさんがつく。
痴呆(認知症)の専門医として有名な「☆クリニック」をセカンドオピニオンとして受診する。
「☆クリニック」では、認知症は「家族病」で、原因は生活環境にあることを指摘される。
週に一回「★デイサービス」に通い始める。
*無気力・無関心になってしまった母を心配し、毎日、母の家に通っていたが、通いでの介護(援助)に限界を感じ、同居を考える。

<5月>
「★デイサービス」は、人数が多く、母は馴染めなかったため、小規模の「デイサービス」に移る。
「☆クリニック」で認知症専門のリハビリ施設への入居をすすめら、ケアマネージャーさんに相談するが、リハビリ施設への入居後も改善が見られず、悪化している場合もある事を聞き、入居を断る。

<6月>
「*クリニック」受診。
「年をとると体が衰えていくように、脳も衰えていく。認知症は、体よりも脳の老化が早く始まったようなもの」と説明され、重く肩にのしかかっていた「家族病」という重荷が落ちる。
そして、「病気の進行を抑えながら出来ることはやっていく」という先生の方針に共感し、「総合病院」と「☆クリニック」での受診をやめる。

<9月>
母との同居を始める。

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